Ginger

music&words : Midori Yoshida


朝が来ないままとぼくれて
行灯の火は揺らめいて

一途に想い続ければ無数に摘み取られても溢れる
まるで手品のように驚く夢見させてよ

窓を叩いて逃げ出す用意ならしているさ

もしもあの時繋いでた手を
離さずにいれば嵐へ乱入
茹だる熱を冷ましてく雨
残る感触は消さないで

毎日のように気にしてる
たじろぐ暇もないほど
ふいに鳴る恋のメロディーだって
伝われ!選ばれし者よ

先を見たくてしょうがない時間がないのさ

愛はかげろうのように儚く
望むままには叶わずに泣く
確かな夜だけ見つめる
甘いささやきにふらついて

高嶺の花に整う様で
追いかけて宙を漂うは夏
つかむ細い手首にだけ
万感胸に迫る



© SWIM SWEET UNDER SHALLOW