kiyomori

music&words : Midori Yoshida

束の間の浮力に乗って
届きそうな太陽の上へ
まばたき焼きつく光の模様
手探りつかんだ灰色の雲　雨だ

動いていたら昨日の闇も
今を白く見せて
空を飛べても見たこともない世界
越えないでいたいよ

氷晶の幻日を追って
手のひらで太陽覆って
折れては重なる光の模様
見渡す光景　銀色の層

束の間の浮力に乗って
戻ってきた最小の離島へ
水際　跳ね上がる白鳥
時を止めて急ぐ
この町はもう帰らない

笑っていたよ　白黒の記憶
雨はあがったみたい
呼びよせるあの美しい季節にも
似合いそうな澄んだ青

動いていたら昨日の闇も
今を白く見せて
空を飛べても見たこともない世界
越えないでいたら