water

music&words : Hiroki tanaQa


常温の空気を深く吸い込んで
コトコト煮れば 湯気、はしゃいでる
霞む山の群れ 葉を落として眠る
寝不足カナリヤ乾きだす方へ

浅瀬の藻で建てた開く道はモーゼ
街を目指してまた水を分かつのだ

ガラス越しの青 瞬きの度
深さを増して 夢映せそうだ

砂の城で食べた空色の日々は
囲う波を撥ねて高く消えていく

光る雲で撫でた深い海のようなブルーの傘は
溶けて街をさらけ出す

絡む蔦を纏う壁か道のようだ
足を絡めてこの場所に根ざすのか

浅瀬の藻で建てた開く道はモーゼ
街を目指してまた水を分かつのだ



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